下記の図は中国の会計帳簿と作成フローです。図を見ていただいても分かるように日本の会計帳簿と何等変わりませんが次のような点が違います。
先ず、企業で会計業務を行うには、会計員の資格が必要です。この資格試験は日本の商工会議所簿記検定試験の3級程度のレベルです。
中国の証憑は完全なインボイス方式で、税務局で公給領収書(発票と言います。)を買わなければならず、勝手に発票を印刷することは出来ません。この領収書を入手するには、先ず税務登記を行い、会計資格を有する会計員を雇用し研修を受けた後、可能となります。
中国の会計も改革解放後は発生主義により会計記録を行いますが、日本のように信用経済が発達していない事と、計画経済の名残から、運用上は現金主義会計に近い状況で会計が行われています。その為費用・収益の対応が歪み、正確な会計になっていません。例えば既に商品は出荷し、売上を計上したが、仕入伝票が未着の為、原価が計上されなかったり、売上を分納するので既に商品は出荷しているが、その都度売上を計上すると、先に増値税(日本の消費税)の支払が発生する為、完納になった時点で売上を計上することも有ります。その為先に売上原価のみが発生したりするわけです。
日系企業が進出すると、会計には経験豊富な方が良いと思い、経験者を採用されます。しかし経験企業が国営企業ですと、外貨取引の経験がなく、また会計ソフトを使いこなせなかったり、いろいろ問題が生じている企業を多く見ます。私の経験では、若手社員を採用し経験を積ませた方が結果的には良いのではないかと思います。
中国では毎月15日に前月分の貸借対照表、損益計算書を税務局に提出しなければなりません。そして四半期終了後翌月15日には四半期報告書を提出し仮納税をします。また年度終了後45日以内に決算書及び税務申告書を提出し納税をしなければなりません(最終は中国中冊会計師事務所の監査を受け、税金の精算を行います)。
中国の会計年度は基本的に暦年で1月1日から12月31日までです。










